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縄文土器の制作

縄文土器は「窯」の中では焼かない

写真のような原始的な焼き方
(野焼き)であるが、丸1日かかる
天候の具合で、雨水が一滴でも
焼成中の土器に当たると
土器にヒビが入ってしまうので
屋根は必ず必要

土器の材料になる土(陶土)は吟味し
岐阜県多治見から取り寄せた
土は本物の縄文土器の成分に
できるだけ近づけるようにした

当初、陶土は手作業で練り上げていたが
制作数が多くなるにつれ
大変な労力となった為に、
陶土を練り上げる機械も購入した

縄文土器は砂が混ざっている
しかも、時代(縄文前期~後期まで)によって
混ざり具合も異なっている為に
忠実に再現するように努めた
陶土は多治見から、
砂は長野県松川村から収集した

縄文文化の趣味・興味で始めたことだが
竪穴式住居の建立や縄文土器の製作設備など
本格的になってきた


陶土練りの機械(土練機)

窯業陶芸機械
型式=M-800 100V 0.75KW
製造番号=1208
製造元=TH(株)林田鉄工
滋賀県甲賀郡信楽町
TEL=0748-82-0066


焼成の様子

 


 



 

縄文土器の焼き方


朝6時、空焚き
(土器を入れないで薪だけ焚く)開始
焼く前の土器は十分に自然乾燥させてある

火の周りに、これから焼く土器を置き
2~3時間、熱をなじませる

その後、薪が燃えた後のオキを
周囲に分けて、中心に土器を置き
再度周囲に薪を足して本焼きを始める
 


14時頃まで焼き続け
その後は薪が燃え尽きて灰になる迄
(翌朝まで)そのまま置く
土器を出して、スス払いなどして完成

(その他、残っている写真)
 



 

寸法・形・細かい模様に至るまで
極力本物に近づけて制作してある
数多くの作品は、別ページに掲載

制作した縄文土器の作品は600点以上
亀ヶ岡土器・漆塗り土器が約50点残っている
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